パスミル介護福祉士 過去問ノート

第38回 介護福祉士国家試験 問題26

人間関係とコミュニケーション(Aパート)

Aさんは有料老人ホームに入所したばかりである。ある日、廊下を行ったり来たりしているAさんに、B介護福祉職が声をかけた。Aさんは、「私の部屋はどこですか」と困った様子で答えた。B介護福祉職が、「ここから2つ隣の部屋です」と伝えると、Aさんは、「どこですか」と不安そうな表情で聞いた。B介護福祉職は非言語的コミュニケーションを用いて伝えることにした。
次の記述のうち、B介護福祉職が用いた非言語的コミュニケーションとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

ひとつ選ぶと、答え合わせが出ます。

正答と解説を見る

正答は5です。

解説

Aさんは、言葉で部屋の場所を伝えられても分からない様子でした。ドアを指差す身振りは言葉を使わずに場所を示せるため、正答は5です。

  1. 誤り1話す速さは準言語や周辺言語と呼ばれ、非言語コミュニケーションに分類されます。ゆっくり話しても場所は言葉で伝えたままで、言葉を使わずに場所を示す方法ではありません。資料2
  2. 誤り2声の大きさも周辺言語にあたり、非言語コミュニケーションに分類されます。大きな声で伝えても、場所は言葉で伝えたままです。資料1・2
  3. 誤り3書き言葉は、音声と同じく言葉による伝達です。部屋の番号を紙に書いて渡すことは、言葉を使った方法にあたります。資料1
  4. 誤り4相手との距離も、非言語的コミュニケーションの要素のひとつです。近づくだけでは、部屋の場所を示すことはできません。資料1・2
  5. 正答5指やあごで対象を指し示す動作は、非言語的コミュニケーションのひとつです。ドアを指差すと、言葉を使わずに部屋の場所を示せます。資料1
根拠資料(2件)
  1. 資料1久保田真弓「『会話における非言語コミュニケーションの役割』の教育:掲示板を利用したテレビドラマの分析をとおして」『スピーチ・コミュニケーション教育』第22巻(日本コミュニケーション学会)(別のタブで開きます)
  2. 資料2叶暁峰「滞日経験のある中国人日本語学習者を対象とする非言語コミュニケーションに関する意識調査」『日本語教育研究』第69号(長沼言語文化研究所)(別のタブで開きます)

最終更新:2026年10月5日。この解説は当サイト独自のもので、公益財団法人社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。解説の方針

出典:第38回介護福祉士国家試験 問題26(公益財団法人社会福祉振興・試験センター)

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