パスミル介護福祉士 過去問ノート

第38回 介護福祉士国家試験 問題81

認知症の理解(Bパート)

次の記述のうち、認知症(dementia)のある人にみられる妄想の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

ひとつ選ぶと、答え合わせが出ます。

正答と解説を見る

正答は5です。

解説

心気妄想は、自分の健康が回復不能だと確信し、さまざまな体の症状を訴える妄想です。体の病気がないのに自分が病気だと思い込む5は、心気妄想にあたるため、正答は5です。

  1. 誤り1記憶の障害を背景に、物を盗まれたと思い込むのは物盗られ妄想です。嫉妬妄想は、配偶者が浮気をしていると思い込む妄想です。資料1・4
  2. 誤り2カプグラ症候群は、見かけは家族だが中身は別人だと主張する症状です。孫に会わせてもらえていないという訴えは、これにあたりません。資料1
  3. 誤り3幻の同居人は、他人が家に住んでいると訴える症状です。妻と話す人を妻の浮気相手だと思い込むのは、嫉妬妄想にあたります。資料1
  4. 誤り4身近な人がよく似た別人と入れ替わっていると主張するのは、カプグラ症候群です。被害妄想は、ある人などから危害や不利益を与えられるという内容の妄想です。資料1・2
  5. 正答5心気妄想は、自分の健康が回復不能だと確信し、さまざまな体の症状を訴える妄想です。自分の健康を実際より低く評価する、微小妄想の一つです。資料2・3
根拠資料(4件)
  1. 資料1長濱康弘「アルツハイマー病とレビー小体型認知症の誤認と妄想」『神経心理学』第36巻第2号(日本神経心理学会)(別のタブで開きます)
  2. 資料2寺田浩・寺田治子「老年期における幻覚、妄想の鑑別と初期介入」『心身医学』第60巻第4号(日本心身医学会)(別のタブで開きます)
  3. 資料3舘野歩「老年期のうつ病・抑うつ状態」『心身医学』第60巻第4号(日本心身医学会)(別のタブで開きます)
  4. 資料4日本神経学会『認知症疾患診療ガイドライン2017』第2章(別のタブで開きます)

最終更新:2026年10月4日。この解説は当サイト独自のもので、公益財団法人社会福祉振興・試験センターとは関係ありません。解説の方針

出典:第38回介護福祉士国家試験 問題81(公益財団法人社会福祉振興・試験センター)

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